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ゴッホの「フェルト帽を被った自画像」に2種類ある不思議
「灰色のフェルト帽を被った自画像」だが、次の2種類がある。
フォルムは同じだが、筆触がまるで違う。
こういうことがどうして起こるのか、世間に出回るのは写真のほうが圧倒的に多いが、2次的な生産物ではあるものの、2つの絵は同一のものだろう。どう見ても、まるでフォルムが同じだ。
右側の方が、全体に占める「人物」の割合が少し小さい。
すでにン10年前に、右側の写真のものは出回っていたが、どちらかが更に筆を加えたものだろう。それは、ゴッホではない他の人だ。
どちらが後かといえば、右の方が後だ。
ゴッホ美術館はX線を使って、判定して欲しいものだが。
宮城県美術館で見た「現在の本物」は、確か、右の方だったと思う。
ということは、ゴッホだけが描いたのは、左側のほうだろう。
左側はWikipediaに載っていたものだ、Wikipediaにも嘘が混じるので、あっちが正しいとも言い切れない。
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ゴッホは、補色で描くのが好きな画家だった。
黄色と青紫の組み合わせが特に多い。
左側は顔が黄色で、バックや背広が青紫だ。
右は、その上に長方形の「棒」を加筆している。特に「白色」だ。
絵としての「凄味」「インパクト」が増している。
しかし、後世の加筆はいただけない。
カラー写真技術が出来てから、撮影した後にされたのだろう。
なぜ分かったかというと、昨日、P12で、模写していたら、9割方、描き終えたところで、ネットを見て、「原画」とおぼしきものが2個あるので。
自分の大判の、ん10年前の絵画の本で確認したら、既に右側のがカラー写真で使われていた。
あとで見たら、わたしの本は、「VAN GOGH ファブリ版 世界の美術 ジャック・ラセーニョ」 小学館発行の翻訳ものだ。Wikipedia版を模写してしまった。
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昨日は、この絵の模写に半日かけてしまった。
もちろん、プロジェクターのような類の模写機材を一切使わないで・・だ。
まだ、背景の赤い点々を描いていない。
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ゴッホが好きな人は世界中に沢山いると思うが、このことは騒がれていないみたいなので、知っている人は少ないのではないかと思う。
わたしは、昨日初めて確認した。ヒントは全くいただかなかったので、自分で発見した。
・フィンセント・ファン・ゴッホ
・「灰色のフェルト帽を被った自画像」(ゴッホは作品に主題の題名をつけていないが)
・Vincent Willem van Gogh
・パリ時代に描いたもの
ノルウェーのオスロ美術館にあるゴッホの自画像なんか、どう転んでも偽物だから、ゴッホの作品には、疑う気持ちが必要だ。
有名過ぎる画家の宿命かも知れない。
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左側のフェルト帽は、どう見ても「灰色」ではない。
2016年3月13日日曜日
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