2015年5月15日金曜日

茅ヶ崎紡織株式会社茅ヶ崎工場

茅ヶ崎紡織株式会社茅ヶ崎工場

徹底的に統一した品質管理に基づいて紡績された糸はユーザーの皆様にご安心してお使い頂けます
紡績糸です。63年の伝統と信頼が、確かな品質の個性的な糸を創り上げます。
 創業63年の茅ヶ崎紡織株式会社茅ヶ崎工場は神奈川県の産業遺産に認定されている。
神奈川県茅ヶ崎市萩園2650
同製品を開発したのは、昭和23年の創業から60年近い歴史を持つ茅ヶ崎紡織である。同社は、ウールなどの天然繊維を糸にする、県内唯一となる紡績工場である。
  毛糸には、梳毛糸と紡毛糸の質感と用途の異なる二つの種類があり、同社ではその両方を作っている。工程も使用する機械も異なる二つの毛糸を作る工場は珍しいという。工場内には、歴史を感じさせる堅牢な面持ちの機械が絶えず動いており、1ヶ月の生産量は50tを超える。「経済成長時の最先端技術が集約されている機械なので、今も現役で使える性能です。一般の方への工場見学も行っていますので、ご連絡下さい」と、鵜飼俊行工場長。
  ニット糸の出来上がりは、素材によって大きく左右するので、素材選びには余念がない。原料となるウールは、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス等、様々な国から仕入れられている。羊毛は競売によって値段が付けられており、良い物にはそれだけ高い値段が付けられる。同社は、オーストラリアのウールをシーズン最高価格で競落とし、地元の新聞に報じられている。その触り心地は、平均的なものと比べて、歴然の差が感じられる。また、年二回フランスで開催される、世界的なファッション業界の見本市〝プルミエールビジョン〟にも出展し、その品質を国内外で評価されている。
  「不況の世の中、待っているだけでは、時代に埋もれて行くだけです。ものづくりにおいて大切なのは、目先の利益を追うのではなく、可能性を信じてそれに掛けていくこと。サザンCニット製品への挑戦もそうですが〝MADE IN CHIGASAKI〟をモットーに、糸づくりを通じて地域や社会に貢献できる企業を目指しています」と、鵜飼工場長は茅ヶ崎工場に対する熱い思いを語ってくれた。

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