2019年9月28日土曜日
睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬、劇薬、覚醒剤、麻薬、薬事法
毎日毎日睡眠薬を飲んで大丈夫ですか?いつまで睡眠薬を飲み続けるんですか?よく日本人で不眠症で睡眠薬を飲み続けてるって言う人いるんですけれど、それってね日本にだけに見られる現象で、欧米では今ではね、ありえないです。
飲み続けると駄目な症状が出てきます。腸から血中に取り込まれた、ベンゾジアゼピンも非ベンゾジアゼピンも、血液で脳に運ばれて、GABA(ギャバ)受容体に働きかけて、人工的に筋肉を弛緩させて、不安をやわらげるんですよ。
筋弛緩剤を飲みすぎると、心筋までも正常に動作しなくなり、脳に血液を送ることができなくなると、5分くらいで死に至ります。肺には筋肉はないですが、横隔膜が動かなくなると、血中に酸素を取り込めなくなるので、呼吸器不全で死に至ります。ベンゾジアゼピンの筋弛緩作用はそれほど強くはありませんが、転びやすくなったりはします。車の運転なんかはしないで下さい。小学生の登校下校の列に車が突っ込んでしまったりしたら、子どもたちが可哀想です。睡眠薬や抗不安薬は、癖になって、いずれ悪いことが起きるのは世界的な標準で、酒や煙草、覚醒剤、マリファナなどと似ています。
せいぜい2週間ぐらい、場合によっては4週間ぐらいまでで切り上げるのが世界のスタンダードです。飲み続けると良いことないです。
どうせ、効かなくなるんですよ。あまりGABAが入ってくると、これはやばいってことで、脳のほうが、不感症になってきます。防御反応ですね。心療内科を受診されて飲み続けることになるようなことが起きます。精神科に通院し続ける人ってほとんどがそういう人なんじゃないですか。
クスリって、病気を治すもの?クスリって、応急的に飲んで治せるなら、「クスリ」ですが、一生飲むのは「治っていないから」ですよ。「クスリ」で治ったら、やがて「クスリ」は必要なくなります。病気じゃない人は薬を飲んでいません。
薬を飲んでいるのは、①病気の人か、②薬中毒の人です。
10年も20年も治らないのは、病気ではなく薬中毒です。
通院患者さんが薬中毒になってくれると、精神科医は経営安泰です。ずうっと通ってくれるので、予約でいっぱいなので、診察に無駄が生じないし、繁盛します。健康保険で7割、高齢者だと、8割か9割入ってくるので、患者さんが貧乏でも取りっぱぐれはありません。
人間は、夜寝ている間に、脳の中で、記憶を整理整頓し海馬が頑張っています。
きちんとして、後で、記憶や思い出を取り出しやすくしているんです。
その作業は睡眠中に行うんですが、睡眠薬の睡眠というのは基本的に気絶と同じなので、寝ているときの記憶の整理は行わないんですよ。長いことやってると認知障害が生じます。
アルコールや覚醒剤を急に止めると、禁断症状が出てきます。少しづつ止めると離脱症状ですね。それと同じなんですが、減薬したり、断薬したりすると、依存していたのがなくなるので苦しくなるのは正常な事です。苦しくないほうが異常なのです。
そこんところは我慢しても、重篤にはならないんですよ。
そのときに、矢張り苦しいから煙草吸おうとか、酒飲もうとか、覚醒剤注射しようとか、ベンゾジアゼピン系の薬品を摂取しようとか、おおもとの摂取行動に戻るのは苦痛をやわらげますが、薬断を引き伸ばしているだけであることは確かです。
どれだけ苦しいかは、精神科医も家族も他人も、父や母も、息子も娘も孫もおじいちゃんも、分かりません。その苦しさの程度が分かりません。
自分が一番知ってるわけです。死にそうなくらいなのか?ほんとに死ぬんだろうか?苦しいのは苦しいけど乗り越えられそうなのだろうか?甘えてるのだろうか?
・・・そして、苦痛にも波があります。海の波に例えて言えば、さざなみ、コナミ、中くらいの波、大波、うねりのような波、台風のときのような波、津波のような波。
でもね、津波なのか、漣(さざなみ)なのかは、周囲の人には分かりませんから、『誰も分かってはくれない・・・』などと、人に同情を求めたり、人のせいにしても、自分の苦しみはなくなりません。自分で学習、勉強しないとならないのです。
自分で、睡眠薬や抗不安薬を連続処方する医師って、変だな・・・ということを理解しないと減薬も・断薬もスタートしても意味ありません。
薬を飲んでも、悩んでいる借金が減るわけではないし、振られた恋人が自分の元に帰ってくるわけでもありません。死んだペットが生き返ってくるわけでもないし、自分をいじめる憎き上司が、パワハラをやめるわけではないのです。薬を飲めば、自分が小顔のイケメン、美女に変身できるわけではないのです。
日本人の国民性というのは、どちらかというと、医者の言うことを信用してしまう。お上の言うことには逆らわない。お代官様の言うとおりにする。礼儀正しく、従順なんですよ。悪く言うと、自分の頭で考えないんです。まさか、自分の通っているお医者さんが、病院の経営ばっかり考えて、患者の健康は二の次にしか考えていないなんて・・・、そんなことありえない。
マリリン・モンローも芥川龍之介も太宰治も、ベンゾ系睡眠薬ではないですけど、飲んでいました。マリリンと芥川は自殺してしまいましたけど、太宰治は5回失敗して、最後は玉川上水で入水自殺に切り替えました。
しかし、医師に悪気があったわけではないのです。
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