2014年12月14日日曜日

ゴッホに学ぶ(3)

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ゴッホは1888年の2月にアルルに引っ越し、1890年の7月にオーヴェール・シュル・オワーズで亡くなったが、この、弟テオと離れて暮らしていた間は、2年以上に渡り、フランス語で手紙のやりとりをしていた。
その前にパリで暮らした2年間で、パリ在住の画家達と、絵について沢山の事を話しているので、フランス語も上達したようで、趣味の小説もフランス語の原語で読んでいた。しかも、その読書量といったら、膨大なと言ってもいいくらいだった。
 
絵を描く(仕事)か、寝てるか、読書してるか・・・この3つがゴッホの普段の姿だったようだ。
 
このことから考えると、当時、絵画にからむ芸術家はパリに相当多数いたわけだから、時代の先端を行く芸術の都で学ぶ必要性というのは高いのかも知れない。
 
それと、小説から、何か絵に関するヒントを得ていたのだろうか?
というか、小説などを通しての人生体感というか経験が絵に生きるのだろうか。
 
パリで知り合った芸術家からヒントを得たりしていて、夜のカフェテラスなどはルイ・アンクタンの絵から着想しているというのが定説だ。
 
 上、ルイ・アンクタンの絵          下、ゴッホの絵

その他にも、「アルルの跳ね橋」で川で洗濯している女性たちが描かれているが、ブーダンとか、ゴーギャンもそのような絵を描いているし、画家達はお互いに影響し合う(好影響)のかも知れない。

意図的に真似して描いてみた絵とか、無意識だろうか似たテーマで描いたというのは多数、見受けられる。

画家達だって、言葉で語り合うわけだから、ゴッホがフランス語を覚えてしまうほどまでに画家仲間と絵画について議論し、真似たりしたところが好影響を受けたと言えるのではないだろうか。


 

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