2014年2月21日金曜日

風邪をひいたとき、人には自然治癒する力が備わっている

インフルエンザや風邪のウィルスが体内に侵入するのは、主に鼻と口から。
鼻腔や口腔、喉、気管支には太さ1ミクロンの線毛が無数に生えており、その線毛運動によって、粘液で捉えてくるんだ外敵であるウィルスを鼻汁として外にはじき出したり、痰として吐き出したり、食道へと飲み込んだりして胃酸でやっつける。

その線毛運動は、適切な水分を常時補給した時に体内側から(血管から)器官の内側の皮膚へ供給される水によって活発になる。
乾いている時と十分潤っている時では3倍ほどの活動の開きがある。
(鼻からサッカリンを入れて、舌で甘みを感じるまでの時間を計測する実験で判明している。)

水を飲めば、風邪やインフルエンザは、早く(速く)治る。

出来れば、ポカリスエットやアクエリアス、DAKARAとかがいいが、水道水でも十分。
さほど栄養分のない「点滴」(血管内への水分補給)が風邪やインフルエンザに有効なのはそのためである。
しかし、病院が遠かったり、時間がかかったり、お休みだったりした場合、口からの水分補給で十分である。おしっこが近くなるが、それは我慢しなければならない。

体温を測ってみると、水をこまめに飲んで、静かにベッドに寝ていると、徐々に体熱が下がってきて、咳やくしゃみの回数が減ってくることが実感できる。

線毛運動は年齢と共に活発さが失われてくるので、お年寄りほど、水分補給が重要になってくる。

注意点は、気付くのや、対策(水分補給)が遅れてウィルスが線毛を根こそぎ破壊してしまってからでは遅い。(皮膚の中に入ったウィルスは手ごわい)

線毛は、次に生え替わるまでに3週間ほどかかってしまうので、風邪やインフルエンザ重症になると、治るまでに1か月もかかることがあるのはそのため。又、あまりにも重傷だと命を落とすことにもなってしまう。

なので、くしゃみ1回、水コップ1杯。
咳1回で、水1杯・・・・・と覚えておきたい。

必要な量は成人で1日2.5リットル
1リットルは食事からとれるが、食欲のない人は24時間で2.5リットル、つまり1時間で100cc平均、水を摂取する感じで、風邪・インフルエンザを撃退できる。(30分で50cc)

解熱剤は飲まなくていい。体温が上がっているのはウィルスと戦っている証拠なのだから。
(体温を上げて戦い易くしている。)欧米では解熱剤をあまり服用しない。
風邪薬も、副作用だってあるのだから、特に服用しない。

線毛運動が盛んになるとウィルスに犯される体内の表面積が小さくなってくるので、体熱が下がってきて平熱に近づいてくる。

しかし、そこで安心してはいけない。
まだ、ウィルスが身近にうようよしているからだ。
油断をして水分補給を怠ると、風邪を2度、ひくこともあるので、また、ぶり返して悪化する。
自分で、完全に平常時に戻ったと感じるまで水分補給は継続しなければならない。
それでも、体調はどんどん回復してくるので こまめな水分補給 さえ守れば、OK

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