2014年7月19日土曜日

姿勢

写真のようには描かない。

色彩と形は多少異なってもいい。1mmも違えたくないなら写真家に転向すべきだろう。
しかし、わざと故意に違えることはない。

デフォルメをしなくても形が変わる(デフォルメしたような感じになる)ことを恐れない。

強調する場合で調和・不調和をみながら試すのも良い。

メッシュ・投影機・トレーサー使用などの猿真似は最早芸術ではない、そうなると塗り絵だろう。

最後まで根気強く丹念に描く。
時間をかけて描かない。速筆ではないが、いたずらに1枚の絵に1週間も1か月もかけたら最早、絵画の意味がない。写真をやればいいだろう。

デッサンを鉛筆とかペンとか木炭やチョークから始めず、いきなり絵の具で始めて良い。

石膏像のデッサンとか、写生とか、裸婦モデルを描いてみるとか、デッサンを吟味してから色を塗るとかいう固定観念からは気持ちを解かれるべきだろう。

キャンバスの大きさはF30ぐらいがいいだろう。小さくては学ぶことが少なくなるだろう。

様々な出会い(空間的にも時間的にも)が着想を多様化させるのではないだろうか。

描画技術と芸術は違う。写真のような描画技術が「上手」とか重要だとかいうことはないだろう。

多産の多数の作品は玉石混交でその中に一部の珠玉の作品が生まれるのだろう。
だから、多産の中には当然、駄作も混じってしまうのは覚悟しなければならない。

たまに異なったやり方に挑戦して、試してみるのも良い。

世界の美術館の作品を見ることと、様々な出会いの中からの着想で、作風を変えて試してみることもいいかも知れない。

 

0 件のコメント: