2014年8月19日火曜日

川原 慶賀の絵

川原 慶賀はシーボルトに同行し道中の風景画、風俗画、人物画等も描いた。これらに使用された紙、顔料、支払われた給与などはオランダ政府から支給され絵図のほとんどはオランダへ発送された。

シーボルトの後任となったハインリッヒ・ビュルゲルの指示も受け、同様の動植物画を描いた。

慶賀は伝統的な日本画法に西洋画法を取り入れていた。また、精細な動植物図についてはシーボルトの指導もあった。日本に現存する作品は約100点だが、オランダに送られヨーロッパ各地に分散した慶賀作の絵図は6000-7000点ともいわれている。


 

0 件のコメント: