2014年9月25日木曜日

双極 II 型障害 ゴッホの病気の推察

鬱状態と軽躁状態が繰り返される場合、双極 II 型障害と呼ばれる。
軽躁状態は、患者や家族には病気とは認識されにくいため、自覚的には反復性の鬱病であると考えられている場合も多い。
症例によっては特定の季節に再発を繰り返すこともある。

ゴッホの場合、冬になると創作活動が極端に低下して、春先からは居所を変えたり(転居)、創作活動が活発になって傑作を多産するというような傾向が見られる。

弟テオに宛てた手紙も、春先頃から盛んに書くことが多くなる。
そして、冬が近づいてくると、絵を描くことも減って、手紙を書くことも減ってくる。

ゴッホはフランスでの生活に全く困らないほどフランス語を身に付けており、英語もロンドンで暮らしたほど達者だった。
語学の才能でも秀でていて、オランダ(出身)の画家だと知られていない面もあるかも知れない。



オークションで48億円で落札された「アルルの女(ジヌー夫人)」

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