2014年4月12日土曜日

モンマルトル

モンマルトルは、長い間、パリから独立した村だった。
パリ郊外の農地であり、ブドウ畑と風車がシンボルであった。
19世紀半ば、ヨハン・ヨンキントやカミーユ・ピサロといった芸術家たちがパリ大改造で整備されてしまった市内を離れ、まだ絵になる農村風景の残っていたモンマルトルに居を移すようになった。

安いアパートやアトリエ、スケッチのできる屋外風景を求める画家達が後に続き、
19世紀末の世紀末芸術の時代にはモンマルトルはパリ左岸のモンパルナスに対抗する芸術家の集まる街へと変貌した。



 

0 件のコメント: