2014年1月24日金曜日

ゴッホ時代の描画ポリシーと現代



難しく考える方が、間違っているのかも知れないが、ゴッホの時代は自動車・テレビジョン・映画・電話・電灯というのはありませんでした。

こういう時代の贈り物ってどういうものだったのでしょう?






白黒写真は普及し始めました。ガス燈はありました。
夜間の一般家庭の証明はランプです。ラジオ・テレビ・映画・電話などはないのですから、夜の生活はかなり質素でした。

マイカーなどはありませんでしたが、鉄道網はフランスの主要都市を結んでいました。近場に行くのは徒歩か馬車です。タクシーは自動車がないのでありませんでした。
自転車はありました。

郵便システムはあったので、ゴッホの手紙がかなり残されているわけです。イーメールとかはネットやPC自体がなかったので当然、ありませんでした。

本などのカラーの挿絵自体が珍しかったはずです。版画で何色かのカラーのものはあったでしょうが、写真機はカラーを表現できませんでした。ただし、白黒写真の(形状の)写実性には、みなが驚いていました。色彩の写実性はなかったわけです。

そういう時代の絵画に対する取り組みや熱意、モチベーションなどは現代より、強烈だったことがなんとなく想像できます。

現代のような、カラー動画全盛時代、誰でも安価に写実性の非常に高い撮影・記録が出来る時代の静止画のカラー絵画の意味合いは、ゴッホの時代と相当、変わっていると思います。
そうはいうものの、ゴッホなどの古典絵画の価値が低下するということはあり得ないでしょう。


 

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