2014年3月21日金曜日

ゴーギャンという画家

43歳から54歳までの11年間のタヒチへの移住生活で、多くの現地女性と関係を持ったゴーギャン。
なかには13歳の少女もいたという。

煙草を吸って一杯のアブサンを飲むことが幸せなことで、自分には15歳の妻がいる。
食事を用意してくれて、ベッドで迎え入れてくれもする。
彼女には、僅か10フラン相当の衣服を与えるだけで済むというようなことを言っていた。

文明社会に背を向けてプリミティブなものを求めたゴーギャンは、現代社会では犯罪行為のような生活をしていた。

絵は晩年の2年ぐらいは売れたが、ほぼ亡くなるまで、貧乏で、画壇に自分の絵が認められないといって失意の中で絵を描き続けた。
裸の女性を多く描いた割には、絵の中にタヒチの男性はほとんど登場しない。

ゴーギャンの言う楽園とは、自己中心的な楽園だったのではないだろうか。
ゴーギャンの絵の中のような社会が楽園だとは、なかなか思えない。

 

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