2014年3月22日土曜日

【ゴッホの言葉】


■色彩の調和と不調和によって生ずる効果を、大胆に誇張しなければなるまい。

■正確なデッサンと正確な色彩はおそらく追求しなければならぬ要点ではあるまい。なぜかというと、鏡の中に写る現実は色彩とかその他いろいろなもので定着できるとしても、絵ではないし、写真以上のものにはならないのだから。

 

4 件のコメント:

monac.a さんのコメント...

深いですね。しかも現実的。
そして、その表現手段が抽象的なものとなる。。。
共感!

名前:ToshiJapon さんのコメント...

ちょうど「写真術」が台頭してきたときで、「肖像画」画家の稼ぎどころが少なくなるような時期に、かなり的を得てるような気がします。ゴッホは見てしか描けない画家だったのに、はじめて空想で描いた(半抽象的な)「星月夜」が後世で人気を博すようになるとは・・・予言者みたいです。

monac.a さんのコメント...

先見の目、ですかね。
行き当たりばったりではないと思います。

名前:ToshiJapon さんのコメント...

で、驚くのは、ベルナールは(パリの)同じ画塾でゴッホと一緒に勉強していて、ゴッホが独りで居残りして紙に穴が開くほど消しゴムでデッサンを手直しして、練習していたというのですね。
ゴッホはデッサンを精一杯やった人なんです。矛盾するようですが、だからこそ「絵」は正確なデッサンとか、正確な色だけでは駄目だと思ったんじゃないでしょうか。
どうせ、写真以上の正確さは望めないわけだし。