2014年6月4日水曜日

ゴーギャンは言った。

ウジェーヌ・ボックはベルギー生まれで詩人で画家。
1855年に生まれて1941年に亡くなった。彼も画家であるが没後70年以上経過するので彼の作品の著作権は切れている。

ゴッホより2つ年下である彼は1888年、ゴッホの死の2年前、アルルでゴッホと知り合った。彼のお姉さんがゴッホの絵を買った。(この絵がゴッホが生きてるうちに売れた唯一の絵とされている。)

彼は1941年まで長生きしたので、ゴッホの絵が世に認められて、当時で言えば天文学的な数字で取引されたのを知っていて、自分の所有するゴッホが描いた自分の絵(肖像画)をルーヴル美術館に遺贈した。

姉アンナ・ボックと同様、ウジェーヌは才能のある画家たちを無償で支援した。コルモンの画塾で知り合ったエミール・ベルナールポール・ゴーギャンなどである。また、ゴッホとは作品の交換をしていた。(Wikipedia)


以下は、ゴーギャンの言葉

ヴィンセントに「詩人の肖像」という作品がある。
さて、その配色は・・
  顔と髪はクローム・イェロウ
  着物もクローム・イェロウ
  ネクタイもクローム・イェロウ
  ネクタイピンは鮮緑色で、背景はクローム・イェロウ
  これを見たあるイタリア人が、いった。
  「くそつ!黄色だらけだ。僕はもう、絵というものがわからん!」
 ここで、テクニックの問題に入るのは無用のことだろう。ただ私はこれによってヴァン・ゴッホが自分の特性を少しもなくさずに、私から有益な教示を得たということがわかってもらえればいいのだ。事実彼はそのことで毎日私に感謝していたし、人にもその頃の彼の作品がポール・ゴーガンに負うところが多いと公言している。


・・・・・とゴーギャンは語った。(「世界美術大全集・第23巻(後期印象派時代)」発行所・小学館(1993年3月10日初版)責任編集・池上忠治より抜粋)


 
 
 

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